
関係各位
平素より、日本先端技術国際インフラ協力機構(JATIC)の活動に対し、多大なるご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
2026年度を迎えるにあたり、JATICでは事業体制を再編し、これまで準備を進めてまいりました国際プロジェクトを本格的な事業フェーズへ移行してまいります。
ここに、現在進行中の主要プロジェクトと今後の方針についてご報告申し上げます。
⸻
① カンボジア統合型廃棄物処理・資源循環プロジェクト
本プロジェクトは、この2年間にわたり準備を進める中で、多くの優れた日本企業の皆様とのご縁に恵まれ、日本の優秀な環境・リサイクル・再生エネルギー技術を結集したプロジェクトへと成長しております。
一般廃棄物のみならず、農業廃棄物や有機系産業廃棄物などから再生エネルギーを創出し、資源を循環させる総合的な循環型社会モデルの構築を目指しております。
また、本プロジェクトは新たに設立される経済特区内へ事業拠点を設置し、プロジェクト全体の運営母体となる新会社を設立する予定です。
本プロジェクト概要を確認するにはパスワードをお問い合わせください。
今後の進捗につきましては、随時皆様へご報告申し上げます。
⸻
② テチョ国際空港とプノンペン市内を結ぶモノレール都市開発プロジェクト
カンボジアの新たな玄関口となるテチョ国際空港とプノンペン市内を結ぶ次世代交通インフラ整備についても、本格的に活動を開始しております。
本年中には、カンボジア政府関係者とともにインド・ムンバイにおいて先進事例の視察を予定しております。
さらに、バングラデシュ政府からも同システム導入についてご相談をいただいており、本年8月から9月頃に現地政府との協議のため訪問を予定しております。
本計画で採用を検討しているモノレールは、小型ポッドタイプの輸送システムであり、人の移動だけでなくコンテナ輸送にも対応できる革新的な都市交通システムです。
従来型鉄道と比較して建設コストや工期を大幅に削減できることから、新興国・発展途上国における都市インフラ整備に大きく貢献できるものと考えております。
⸻
③ カンボジア地方経済特区への日本医療機関誘致プロジェクト
現在、カンボジア・ベトナム国境に位置するスバイリエン州バベットの大手経済特区運営会社より正式なご依頼をいただき、日本の医療機関を経済特区内へ誘致する計画を進めております。
当経済特区には現在約4万人の労働者が勤務し、約40社の日系企業を含む企業が操業しております。
まずは入居企業の従業員およびその家族を対象とした産業医療機関としてスタートし、その後、地域医療を担う総合病院へ発展させることを目指しております。
スバイリエン州の人口は約60万人である一方、医療機関は限られており、地域医療体制の充実が大きな課題となっています。
JATICは、日本の高度な医療技術と医療サービスを通じて、地域住民の健康と地域社会の発展に貢献してまいります。
⸻
今後のJATICについて
JATICは、「日本の優れた技術を世界へ」を理念に掲げ、日本企業が有する高度な技術・ノウハウをアジアをはじめとする世界各国へ橋渡しする役割を担ってまいります。
環境、エネルギー、インフラ、医療を中心に、日本企業と海外政府・民間企業との連携をさらに強化し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
これらのプロジェクトを着実に実現していくためには、多くの企業・団体・専門家の皆様との連携が不可欠です。
今後とも変わらぬご支援、ご指導、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
皆様とともに、新しい未来を創造してまいりたいと考えております。
⸻
2026年7月
一般財団法人 日本先端技術国際インフラ協力機構(JATIC)
代表理事 柏野 宏之

