株式会社ビルメン鹿児島、在仙台カンボジア名誉領事館を訪問

2025年7月30日、JATIC(日本先端技術国際インフラ協力機構)の法人会員であり、幹事会社でもある 株式会社ビルメン鹿児島 の代表取締役会長 野元 一喜 氏、代表取締役社長 野元 一臣 氏 が、宮城県仙台市に所在する 在仙台カンボジア名誉領事館 を表敬訪問しました。
当日は、同館の 田井名誉領事(カンボジア王国首相特別補佐官) と面談が行われ、今後の協力体制について意見交換を行いました。

株式会社ビルメン鹿児島(本社:鹿児島県鹿児島市)は、建物総合管理から廃棄物処理まで幅広い事業を展開する環境インフラ企業です。一般・医療・産業廃棄物の処理施設運営や再資源化事業に加え、清掃・設備管理・環境衛生管理などを通じて地域社会に貢献しています。豊富な許認可と専門資格を有する人材体制を強みに、国内外で持続可能な循環型社会づくりに取り組んでいます。JATICの法人会員・幹事会社として、廃棄物発電やリサイクルセンター建設といった海外の循環型インフラ事業にも参画。

会談の概要

今回の会談では、JATICが推進している カンボジア王国における循環型インフラ事業、特に以下のプロジェクトを中心に話し合われました。

  1. 廃棄物発電所の建設・運営
    • プノンペンを中心とした都市部のごみ処理問題に対し、日本の最新技術を活用した高効率廃棄物発電所を建設。
    • 現地における持続可能なエネルギー供給体制の構築を目指す。
  2. リサイクルセンターの整備
    • ごみの分別・再資源化を行うリサイクルセンターを設置し、廃棄物を「資源」として循環利用する仕組みを導入。
    • 農業や産業への再利用を視野に入れた循環型経済モデルを構築。
  3. 日カンボジア間の連携強化
    • 日本企業が有する技術・ノウハウを活かしつつ、カンボジア政府との制度的な協力体制を強化することで、長期的な事業展開を可能にする枠組みづくりを協議。
    • 名誉領事館を通じ、政府関係機関や現地企業との橋渡し役としての支援が期待される。

今後の展望

田井名誉領事からは、カンボジア政府が廃棄物処理・再生可能エネルギー分野を優先課題と位置づけていることが強調され、日本の技術導入と民間企業の積極的な参画に対して高い期待が示されました。
これに対し、野元会長・社長からは「ビルメン鹿児島としての実務経験を基盤に、JATICの枠組みを通じてカンボジアにおける環境改善と経済発展に貢献していきたい」との意向が表明されました。

今回の会談を契機として、JATICは名誉領事館を含む関係機関との連携を一層強化し、日本とカンボジアの持続可能な未来づくりに資する国際協力プロジェクトを推進してまいります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA