2024年11月、JATICはカンボジア王国政府 民間航空省のマオ・ハヴァンナル大臣をはじめとする代表団を日本にお迎えしました。

本訪問は、2023年に確立された「カンボジアと日本の包括的戦略的パートナーシップ」をさらに発展させる取り組みの一環として行われ、持続可能なインフラ開発をテーマに、両国間の協力体制を強化する重要な機会となりました。

今回の視察では、日本・カンボジア 投資パートナーシップ フォーラムの開催や、日本の最先端技術の視察を通じて、両国の友情と協力の深化に向けた具体的な成果が得られました。

本記事では、今回の視察の概要やカンボジアメディアでの報道内容についてご紹介いたします。

参加者

カンボジア政府御一行様

1. マオ・ハヴァナル閣下、民間航空省大臣
H.E. Dr. Mao Havannall, Minister of Civil Aviation

2. ソー・モニー閣下、国務長官
H.E. Mr. Sar Mony, Secretary of State

3. パオ・ポリネル閣下、国務長官
H.E. Mr. Peouv Polinel, Secretary of State

4. チョン・ソヴァニー閣下、国務長官
H.E. Mr. Chong Sovanny, Secretary of State

5. ヴァン・チャンティ閣下、総局長
H.E. Mr. Vann Chanty, General Director

6. プルー・シトーン閣下、顧問及び弁護士
H.E. Mr. Prou Sythan, Advisor and Lawyer

7. ブン・ソヴァン閣下、顧問及び弁護士
H.E. Mr. Bun Sovann, Advisor and Lawyer

8. プルー・サオニー閣下、顧問
H.E. Mr. Prou Saony, Advisor

9. チューン・サムバットラタナ顧問
Mr. Chhuon Sambathratanak, Advisor

駐日カンボジア王国大使館

10. トゥイ・リー閣下、特命全権大使
H.E. Mr. Tuy Ry, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary

11. シン・サライ、商業省参事官
H.E. Mr. Sin Saray, Commercial Counsellor

12. ソヴァンナリー2等書記官
Ms. Chorn Sovannary, Second Secretary

在仙台カンボジア王国名誉領事館

13. 田井進閣下、首相特別補佐官・名誉領事
H.E. Mr. Susumu Tai, Special Advisor to the Prime Minister and Honorary Consul

14. 渋井ソンダップ、田井進名誉領事秘書官
Ms. Shibui Sondab, Executive Secretary to Honorary Consul Susumu Tai

15. リアム・チビット、田井進名誉領事秘書官
Mr. Riem Chivit, Executive Secretary to Honorary Consul Susumu Tai

JATIC関係者

16. 柏野宏之、代表理事
Mr. Hiroyuki Kashino, Representative Director

17. 柏野夫人 ニタ
Ms. Tep Rothavry, Spouse of Representative Director Hiroyuki Kashino

18. 杉山寿之、副代表理事
Mr. Toshiyuki Sugiyama, Deputy Representative Director

19. 赤沼敏行、評議員
Mr. Toshiyuki Akanuma, Councilor

20. 香西隆徳、理事
Mr. Takanori Kosai, Director

21. 鈴木英弘、理事
Mr. Hidehiro Suzuki, Director

22. 北川勝守、理事
Mr. Katsumori Kitagawa, Director

JATIC Cambodia

23. 中村勇司、Media担当
Mr. Yuji Nakamura, Media Representative

24. 成迫真一、Media担当
Mr. Shinichi Narusako, Media Representative

カンボジアのメディア「FRESH NEWS+」に今回の視察が掲載されました

<FRESH NEWS+>
https://www.freshnewsasia.com/index.php/en/localnews/367459-2024-12-03-04-21-37.html

以下、FRESH NEWS+様の記事を日本語へ翻訳した内容となります。

カンボジア民間航空大臣が日本を訪問し、直行便の再開と日本からの投資誘致を推進

2023年初めに確立されたカンボジア王国と日本国の包括的戦略的パートナーシップの枠組みをさらに発展させるため、マオ・ハヴァンナル民間航空省担当大臣は、2024年11月23日から30日まで、日本への公式訪問を行い、カンボジア代表団を率いました。

この訪問には、在日本カンボジア王国大使、仙台に拠点を置くカンボジア名誉領事、カンボジア王国首相顧問が同行しました。

主な目的は、コロナ禍による中断後の直行便再開の促進、日本からの投資誘致(特に民間航空や他の有望な分野での投資)、両国間の文化交流を通じた国民同士の絆の強化でした。

これを達成するため、大臣は日本の公共および民間セクターの関係者と会談し、カンボジア-日本投資パートナーフォーラム(JATIC主催)で基調講演を行い、羽田空港、クリーンエネルギーを利用した空港運営企業、その他関連施設を視察しました。

フォーラムでは、カンボジアと日本の友情が長年にわたって強化されてきたことを強調。元首相フン・セン閣下の指導下で形成された絆が、現在のフン・マネット首相の下でさらに深化していると述べました。

また、大臣は日本の投資家に対して、カンボジアを外国投資における魅力的な目的地として紹介し、以下の4つの重要な要素を挙げました:

  1. 完全な平和の維持(1998年以降、フン・セン首相の「ウィンウィン政策」による)
  2. 戦略的な地理的位置(ASEANの中心で、タイ、ベトナム、ラオスと接し、自由貿易協定を有する)
  3. 豊富な資源と競争力のある労働力(人口の64%が35歳未満)
  4. 投資を支援する政策(税制優遇措置や投資保護)

カンボジアと日本の外交関係は1953年に樹立され、現在71年目を迎えています。
2013年12月には「戦略的パートナーシップ」、2023年1月9日には「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされました。

また、民間航空分野では、2015年1月14日に航空サービス協定(ASA)が締結され、2016年にはANA(全日本空輸)が成田-プノンペン間で週7便の直行便運航を開始しましたが、2021年にコロナ禍の影響で運航が一時中断されました。

今回の訪問は、両国間の協力をさらに深化させる重要な一歩となりました。

※出典:FRESH NEWS+記事内より(引用ここまで)

総括

今回のカンボジア王国政府 空港省御一行様の公式視察に際し、JATICは「持続可能なインフラ開発」をテーマに、両国間の協力関係をさらに深化させるための技術交流と意見交換の場を提供しました。

今回の訪問は主な目的として、コロナ禍による中断後の直行便再開の促進、日本からの投資誘致(特に民間航空や関連分野)、および文化交流を通じた国民同士の絆の強化が掲げられ、JATICはこれらの達成に向けた技術交流と意見交換の場を提供しました。

本訪問を通じ、カンボジアと日本の長年にわたる友好関係が改めて確認されるとともに、今後の持続的な発展に向けた新たな協力の礎が築かれたことを確信しています。JATICは、引き続き両国間の連携を促進し、持続可能なインフラ開発と経済成長の実現に貢献してまいります。

JATICへの質問やご不明な点があれば、いつでもご連絡ください。

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