2024年11月24日、JATIC(日本先端技術国際インフラ協力機構)は、カンボジア王国政府空港省のご一行様を日本にお迎えし、羽田国際空港をご視察いただきました。最新の空港運営システム、そして日本のおもてなしの文化をご体験いただきました。この訪問は、カンボジアと日本の空港運営における協力関係の構築を目指した重要な一歩となりました。
今回の視察では、日本空港ビルディング株式会社および株式会社羽田未来総合研究所の全面的なご協力のもと、羽田空港の運行技術について詳細な説明を受けました。視察は第一ターミナル、第二ターミナル、第三ターミナルの順で行われ、それぞれの施設における効率的な運用や安全性向上に向けた先進的な取り組みを直接ご覧いただきました。
特に、羽田空港では施設管理を民間が担い、運営は国土交通省が監督する官民連携の効率的なシステムが構築されている点が注目されました。羽田未来総合研究所による施設管理の取り組みは、テナントの売上向上を目的とした戦略が総合デパートを彷彿とさせるもので、カンボジア政府ご一行様にも強い印象を与えました。また、日本独自の「おもてなしの心」に根差したサービス文化にも感銘を受けた様子でした。
今回の視察を通じて、カンボジア政府ご一行様は、日本の空港運行技術が効率性と安全性を高めるだけでなく、利用者に快適で心地よい体験を提供する重要性を深く理解されました。
この訪問を契機に、カンボジアと日本の空港技術分野におけるさらなる技術交流を促進し、両国間の協力体制がより強固なものとなることを期待しております。羽田空港視察は、JATICとしても誇り高い成果であり、これらの知見がカンボジアの空港インフラ開発に役立つことを心より願っております。