2024年9月2日、JATIC北川理事が埼玉県越生町にある麻原酒造株式会社を訪問し、カンボジアでのビジネス展開について話し合いが行われました。
麻原酒造株式会社の概要
麻原酒造株式会社は、埼玉県越生町に拠点を置く酒造会社で、地酒、地ビール、地ワインの製造を行っています。商品ラインナップには、清酒、純米吟醸酒、焼酎、リキュール、梅酒、ビール、ワインなどが含まれます。特に清酒「琵琶のささ浪」や「大天授」などが人気です。越生ブリュワリーも運営し、地域の特産品を活かした多様な酒造りを行っています。また、オンラインでの販売や地元イベントでの出品など、地域密着型の展開も特徴です。
海外展開の状況と戦略
同社は現在、海外展開にも力を入れており、主にヨーロッパを中心に10か国程度への輸出を行っています。日本酒に限らず様々なお酒を取り扱っているため、日本酒以外の酒類の取扱いも可能です。現在、ヨーロッパ向けには葛飾北斎のラベルでの輸出を開始しており、国内ではアニメのキャラクターラベルの販売を予定しているなど、オリジナルラベルなど、消費者のニーズに合わせた多様な対応が可能です。海外市場でも日本のアニメを使った需要があれば、アニメのライセンスを取得し、柔軟に対応できるとのことです。
カンボジア市場への進出とJATICとの連携
現在、海外とのビジネスは現地で輸入を行うエージェントと契約して販売していますが、今後の拡大戦略としてカンボジア市場も視野に入れており、JATICカンボジアでの日本からの食品輸出や、カンボジアの市場開拓を通じて実績を上げていきたいと考えています。