2024年9月5日から9月22日まで、JATICの杉山副代表理事がサンパウロに滞在し、JATICブラジル設立に向けた準備活動を行いました。


ブラジルサンパウロについて

サンパウロは南米最大の都市であり、約1200万人の人口を抱えるブラジルの経済・文化の中心地です。標高が約760mと高く、気候の変動が激しいことから「1日に四季を味わえる」と言われています。治安面では注意が必要ですが、現地での行動に気をつけることで意外と安全に過ごすことができました。サンパウロの住民は、黒人、白人、そして先住民が混ざり合う多様な社会を形成しており、明るく陽気な性格の人が多いため、非常に親しみやすい印象を受けました。また、食事はアメリカンスタイルの高カロリーなものが多く、健康的な食事を心がける必要がありますが、サンパウロの食文化は非常に豊かです。

JATICブラジル設立に向けた第一歩

今回の滞在中、杉山副代表理事は、元三菱商事ブラジル常務である松崎英人氏が経営するHMコーポレーションを訪問し、JATICブラジル設立に向けたチームの結成に着手しました。このチームは、今後ブラジルにおけるビジネス展開を円滑に進めるための基盤となることが期待されます。

資源大国ブラジルとの取引

ブラジルは、農産物や鉱物資源に恵まれた資源大国であり、特に砂糖、コーヒー、コーン、パルプ、鉄鉱石、大豆および大豆油、鶏肉、牛肉などのコモディティの取引が盛んです。今回の訪問では、これらの資源をブラジルから他国に輸出するための事業を取りまとめ、各セラー(売り手)との繋がりを確立しました。これにより、JATICはブラジルからの安定した資源供給のルートを確保し、国際市場での競争力を強化することが可能となります。

日本の技術でブラジルの課題解決へ

また、JATICは、ブラジルが抱える社会的・環境的な課題を解決するために、日本の先端技術を導入する足掛かりも築きました。特に、JATICの会員企業が提供する技術は、環境問題の解決や持続可能な発展を目指すブラジルにとって非常に有望な解決策となると期待されています。

今後の展望

今回の滞在を通じて、杉山副代表理事はJATICブラジル設立に向けた重要な基盤を整え、さらに今後のブラジルとの関係強化に向けた道筋を確立しました。JATICは、ブラジルとのパートナーシップを深化させ、互いに協力し合うことで、持続可能な未来に向けた新たな価値を創出していきます。

今後も、JATICは日本国内外での技術革新を支援し、地域社会やグローバルな課題解決に貢献するエネルギーソリューションを推進していく方針です。

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