2024年8月7日、日本先端技術国際インフラ協力機構(JATIC)の杉山副代表理事は、新堀学園 湘南ミュージックハイスクールを訪問し、運営担当の鈴木雅宏先生とお話しする機会をいただきました。この訪問は、新堀学園の豊かな音楽教育の歴史と実績を深く知り、JATICの東南アジア展開における音楽を介した文化交流や人材育成の可能性を探るための重要なステップとなりました。

新堀学園の歴史と教育理念

新堀学園は、創立以来、音楽教育において多大な貢献をしてきた伝統ある学校です。多様なジャンルの音楽教育を提供し、多くの才能ある音楽家を輩出しています。学校の教育理念は、「心の糧になる良い音楽を全ての人々へ」とされ、音楽を通じて感性を磨き、個々の才能を最大限に引き出すことです。鈴木先生との対話では、音楽が持つ力についての共通認識と、音楽教育を通じた国際交流の促進について具体的な意見交換をいたしました。

海外進出と音楽の役割

訪問では、JATICが進める東南アジアでの展開について説明し、若い学生に早い段階から専門技術を学ばせ、高度な人材育成を行う計画の中で、音楽というは重要な役割を果たすと考えており新堀学園との協力を模索したいと伝えました。特にカンボジアでは、若い世代の音楽への関心が高まっており、音楽教育の拡充が急務になっています。

鈴木先生は現時点で具体的な海外展開を考えているわけではないものの、現在、すでに様々な形で海外コンサート等をしており、ギターオーケストラはシンガポールなど東南アジアでも認知が広がっていることもあり、将来的な構想として海外展開にも興味を示されました。音楽は文化交流の媒体として重要であり、現地での音楽教育プログラムの開発やコミュニティ作りにおいて協力関係を築ける可能性を探っていきたいとのことでした。

未来へのビジョン

JATICは、今後も新堀学園との協力関係を深め、東南アジアにおける音楽教育の発展に貢献できるように模索を続けます。音楽を通じた教育と交流が、次世代の国際的な人材育成に寄与すると確信しています。今回の訪問が、その一助となることを期待しています。

新堀学園のご紹介

新堀学園は、1957年に創立者新堀寛己氏によって設立された新堀ギター音楽院を母体としており、世界初のギターオーケストラを結成したことで知られる音楽教育の先駆者です。湘南ミュージックハイスクールは、音楽に特化した高等専修学校として、音楽を学びながら高校卒業資格を取得できるユニークな機会を提供しています。

この学校は、「ニイボリメソード」を用いた実践的な教育を通じて、音楽の技術と豊かな人間性を育むことを目指しています。優れた講師陣による少人数制の授業では、演奏や理論、アンサンブル、実習など多様なカリキュラムを通じて、学生一人ひとりが音楽の専門家としてのスキルを磨くことができます。

新堀学園は、音楽を通じた国際交流と教育に力を注ぎ、地域社会に根ざした活動を展開しています。音楽に対する情熱を持つすべての人々に開かれた場として、卒業後も音楽業界で活躍するための土台を築いています。

詳しい情報はこちらをご覧ください。

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